識別コード | WH14-115 |
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絵の内容 | 広島港は兵隊のみならず馬もでた |
作者名(カナ) | 上西 薫(カミニシ カオル) |
作者名(英語) | Kaoru Kaminishi |
当時の年齢 | |
寄贈者名 | |
種別 | わがなつかしの広島 |
情景日時 | 昭和15年頃 |
情景場所 | 宇品港 |
情景場所旧町名 | 宇品町 |
情景場所現町名 | 宇品海岸 |
爆心地からの距離 | 4,700m |
ブロック別 | 皆実・宇品地区 |
作者による説明 | **裏 兵站基地であった広島外港宇品は兵隊のみならず馬もでた。支那事変ももう望もなくなった昭和十五年位のつもりである。農家一般から農耕運搬用の馬も軍馬として徴用した。百円-二百円時に三百円くれた。兵隊は一銭五厘で来るが馬は二百円だぞといわれ人間より大切にされた。宇品の桟橋では人も馬もすべらないようにワラナワを巻く。いやがる馬無心に最後のマグサを食う馬。舟にのっても初めて見た海に驚いてあばれ海におち溺死する馬、クレーンから眞さかさまに落る馬、大変であった。それをあつかった兵隊も大変で天皇陛下の御宝二百円を失ったと云うので官舎へぶちこまれる。御宮からでも私の家から五頭出した。その中の一つに私の乗馬用で宇品の桟橋まで好物のフスマとヌカをもって行ってやった。だから此の光景はめにやきついている。安芸小富士から金輪島にかけて馬運搬船が十数ソウ居た。皆大陸で死んだものと思う。 二百円のあつぐつ 船は粗末な年数切れの貨物船、腹にベンチレーションの穴をあけ空気だけは良く通れるようにしていたもの き兵、しちよう兵の日よけカバー ワラを巻く 一銭五厘のワラグツ 53.6.5 〒□□□ □□□□□□□□□□□□□ □□□□□□□□□ 医師 上西薫 電話□□□□□□□□□□ |
サイズ(cm) | 25×35.5 |
展示の説明文 |