menu

トップページ原爆の絵妙見祭の思い出

原爆の絵

識別コード WH12-008
絵の内容 妙見祭の思い出
作者名(カナ) 小西 トモ子(コニシ トモコ)
作者名(英語) Tomoko Konishi
当時の年齢
寄贈者名
種別 わがなつかしの広島
情景日時 6月1、2日
情景場所 妙見祭
情景場所旧町名
情景場所現町名
爆心地からの距離
ブロック別
作者による説明 **絵の中
奉納
「妙見祭」 六月一、二日
広島の夏祭りのふたあけとして妙見祭がある左官町(現在十日市)に妙頂寺と本覚寺という日蓮宗の寺院が南北に隣合せて並んでいた。ご本尊の「妙見大菩薩」は本覚寺の方にお祀りしてあった。毎年、私と弟は祖母に連れられてお参りに行った。妙見さんといえば思い出すことは、海ほうずき、みりん粕、花火、そして二人の弟とお揃いに着せられた白絣の浴衣のことである。母(原爆死)自身は楽しんで着せたらしいが、私の方はお隣りのゆきちゃんの明るい花柄の長袖姿をうらやましく思ったものである。当時の流行色か、女の子の三尺帯はほとんどが黄色であった。母は「黄色より菜種色が好き」と言って私の帯は少し黄緑がかったものをしめさせた。参拝をすませた後は、弟は花火、私はほうずきを買ってもらい、みりん粕は、露店の物は埃をかむっているからといって榎町通りの漬物店で買うことにしてあった。
サイズ(cm) 37.6×52.8
展示の説明文

戻る

Page Top