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トップページ原爆の絵東雲町の猿猴川土手に広がる蓮田

原爆の絵

識別コード WH05-031
絵の内容 東雲町の猿猴川土手に広がる蓮田
作者名(カナ) 原田 みどり(ハラダ ミドリ)
作者名(英語) HARADA Midori
当時の年齢
寄贈者名
種別 わがなつかしの広島
情景日時 昭和初期
情景場所 東雲町の猿猴川土手に広がる蓮田
情景場所旧町名 東雲町
情景場所現町名 東雲二丁目
爆心地からの距離 3,600m
ブロック別 比治山・仁保地区
作者による説明 **絵中
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原田みどり
此の長閑な風景は今の大学病院(広島市霞町!!出汐町)あたりから約四キロメートル先の猿猴川の土手をのぞんだところです。昭和の初め頃は川土手まで見渡す限りの蓮田が続き一軒の家もありませんでしたので東雲レンコンと云って有名なものでした。夜明け方上げ潮にのってポンポン船が澄んだ音を力一っぱいポンポンポンポンとあたりに響かせて川をのぼって行くその音は四キロ離れた私の家にもよく聞こえました。二階から見るとドーナツ形の煙が残ってやがて煙はみだれて消え音も小さく聞こえなくなります。日が登ると荷車が通り子供達は終日トンボ取りに余念がありません。ヘーチョウ(つがいトンボ)でも見つけようものなら道も蓮田もなく走るので体中泥まみれです。ここにある道は今は国道二号線となりました。一日自動車が十五万台も通るようになろうとは当時は夢にも思いませんでした。昔を今になすよしもがなで此の風景で広島は再びよみがえりはしませんがせめてポンポン船でもう一度河を昇るようにならないものでしょうか。と昔をなつかしく思うこの頃です。
サイズ(cm) 38×54
展示の説明文

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