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トップページ原爆の絵鷹の橋交差点で配給された雑炊

原爆の絵

識別コード WH05-030
絵の内容 鷹の橋交差点で配給された雑炊
作者名(カナ) 貞徳 ミヤコ(サダトク ミヤコ)
作者名(英語) Miyako Sadatoku
当時の年齢
寄贈者名
種別 わがなつかしの広島
情景日時 終戦前
情景場所 鷹野橋交差点
情景場所旧町名
情景場所現町名
爆心地からの距離 2,500m
ブロック別
作者による説明 **絵の中
終戦の間近い月の或る日でした。鷹之橋の交差点で午後の五時から雑炊の配給があるとの一報に並びました。其の雑炊の中味には芋づるが二本入っていました。其の当時には味噌汁の実にも芋づるを入れたらよいとの話も伝っていました。それでそのことを別に驚きませんでした。が瞬間「マア」芋づるが入っていると思いました。そして中味はマアマア豊富でした。これは有難いことなのです。何故かと申しますと、昭和二十年八月六日、似島の収容所で「食事に来なさい」との合図で行ってみますと何と折柄の夕陽に照らされて透き通るような雑炊でした。其の様なことで終戦間もなく似島を早く脱出されなかった人々は塚に葬られる身となられたのだと思います。それに続き原爆の影響は申す迄もございませんが何れにしましても戦争の恐ろしさを物語って涙ぐましい思い出でございます。
貞徳 ミヤコ
六十六才
**裏
貞徳 ミヤコ
六十六才
サイズ(cm) 27×38
展示の説明文

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