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原爆の絵

識別コード WH02-018
絵の内容 東照宮周辺
作者名(カナ) 辰井 博務(タツイ ヒロム)
作者名(英語) TATSUI Hiromu
当時の年齢
寄贈者名
種別 わがなつかしの広島
情景日時 戦前
情景場所 東照宮
情景場所旧町名 二葉の里
情景場所現町名 二葉の里
爆心地からの距離 2,100m
ブロック別 牛田・広島駅周辺地区
作者による説明 **裏
幼時私の居住は当時の広島市観音村2032番地で此所は私の母の生家であったわけですが現在は100m平和通り翠橋西詰の真中に当り往時を偲ぶ何ものも残って居りません。此の絵の権現さんまでは4kからの道を遊び乍ら徒歩で未だ学校にも行かないだから5,6才位のわんぱく仲間が連れ立って一日がかりで行った事を想い出します。そうして石段を登り滑り降りるのがおもしろく為めに帰る時は着物の尻も裾も抜けて居り母には叱られました。母の先祖が国泰寺の門徒で子供なりに此地へ来るのが楽しかったです。前の練兵場に射的場があり濠の中で弾丸の空砲を拾って帰ったものです。又飛行機が広島で飛んだ初めての場所が此所東練兵場でした。桜樹の下に立てば山陽線を上下する汽車の数に、練兵場では騎兵隊の調教馬に乗った兵隊さんの姿等などどれも楽しく終日此所に立ちつくしたものです。
**別紙
ああなつかしの広島東練兵場と東照宮
広島の玄関とも云うべき広島駅裏現在新幹線開通した。今日では新幹線駅前と云われることになった所が昔の陸軍第五師団の東練兵場で有り面積は西練兵場より広かったので飛行機の発着は専ら此所でなされました。正面の山は二葉山で正面の石段を登ったところに東照宮俗に権現さんで手前左側が騎兵隊第五連隊があり営門前には馬場が有り参道両側に桜樹多数あり桜の馬場と云われて居りました。山麓の建物は日蓮宗の国前寺寺格も高く稲生武太夫の化物退治の物語りを私は幼時耳にして居ります。
□□□□□□□居住 辰井博務 68才
サイズ(cm) 27×38
展示の説明文

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