識別コード | WH01-043 |
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絵の内容 | 長寿園での運動会 |
作者名(カナ) | 島川 六男(シマカワ ムツオ) |
作者名(英語) | Mutsuo Shimakawa |
当時の年齢 | |
寄贈者名 | |
種別 | わがなつかしの広島 |
情景日時 | 昭和6年6月頃 |
情景場所 | 長寿園 |
情景場所旧町名 | 白島西中町~白島北町 |
情景場所現町名 | 西白島町~白島北町 |
爆心地からの距離 | 1,500m |
ブロック別 | 基町・白島地区 |
作者による説明 | **絵の中 太田川 白島町 昭和初期の長寿園(昭和6年6月頃) 筆者は昭和の始めから戦線が拡大して南に大陸へと勝利に酔っている頃まで市内の局に勤めていた。そこの職員の中に、俳句に堪能な方が居て、進められるままに句作に首を傾けるようになった。何年頃か覚えていないが、季節は青菜の繁る5月か6月であったと思う。一日長寿園を借用して同好の志が集まって運動会をした。運動会と云っても小学生のする運動会とはちがってすべて俳句に関連する動作である。何人かがスターとしてゴールに着くまでに、力作をも■するので私共初心者には中々困難であった。一着でも句作の内容が悪ければ駄目でとても先輩には及ばなかった。でもなんとも云えぬ爽快な1日であったと記憶する。余枝としてぜんざいも炊き出されて,格別の味であった事は間違いない。近年、その地にノッポビルが建並んで昔の面影は何一つなし、同情も何もないいかに街がせまいといっても長寿園くらい残せなかったものか悔やまれてならない。市内で優れた様々の名所で何百何千の酔客が楽しんだ事であろうに。今は昔あった長寿園を想起して俳句運動会と共に懐かしさ一杯である。 1978年6月10日 島川六男 |
サイズ(cm) | 30×21 |
展示の説明文 |