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トップページ原爆の絵紙芝居「少年・十三歳の原爆体験」水を求める上級生

原爆の絵

識別コード SG-0477
絵の内容 紙芝居「少年・十三歳の原爆体験」水を求める上級生
作者名(カナ) 西岡 誠吾(ニシオカ セイゴ)
作者名(英語) Seigo Nishioka
当時の年齢 13歳
寄贈者名 西岡 誠吾
種別 新市民が描いた原爆の絵(その他)
情景日時 1945/8/6
情景場所 御幸橋西詰付近
情景場所旧町名 千田町三丁目
情景場所現町名 千田町三丁目
爆心地からの距離 2,270
ブロック別 国泰寺・千田地区
作者による説明 *別紙
茫然としていたら「おーい、おーい」と声がしました。声がする方を見ると「わたしは○年○科の○○じゃ、水を持ってこい」と弱々しい声で私を見ていました。なんと、その人は鬼より怖い上級生でした。私はとっさに痛む両足を揃えて軍隊式の敬礼をして「水を持って参ります」と大きな声で返事をしました。
廻りを見回しても水道の蛇口も水を容れる物もなく途方に暮れていました。暫くして「火傷に水を飲ませたら死ぬる」と言われており、また「上下関係が厳しく説教を受ける」ことの怖さで迷いがありました。
やっぱり水を飲ますと「人殺し」になるので後日「説教」を受けてもいいからと思ってその場を離れました。
サイズ(cm) 29.7×42
展示の説明文 「少年・十三歳の原爆体験」
作/西岡誠吾(ニシオカ セイゴ)氏
茫然としていたら「おーい、おーい」と声がしました。声がする方を見ると鬼より怖い上級生が、「わたしは○年○科の○○じゃ、水を持ってこい」と弱々しい声で私を見ていました。私はとっさに痛む両足を揃えて軍隊式の敬礼をし、「水を持って参ります」と大きな声で返事をしました。
しかし、水道の蛇口も水を容れる物もなく途方に暮れてしまいました。しばらくして、「火傷に水を飲ませたら死ぬる」と言われ、迷いながらも、その場を離れました。

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