menu

トップページ原爆の絵紙芝居「少年・十三歳の原爆体験」コロシテクレー

原爆の絵

識別コード SG-0473
絵の内容 紙芝居「少年・十三歳の原爆体験」コロシテクレー
作者名(カナ) 西岡 誠吾(ニシオカ セイゴ)
作者名(英語) Seigo Nishioka
当時の年齢 13歳
寄贈者名 西岡 誠吾
種別 新市民が描いた原爆の絵(その他)
情景日時 1945/8/6
情景場所 県立広島工業学校 校門前附近
情景場所旧町名 千田町三丁目
情景場所現町名 千田町三丁目
爆心地からの距離 2,000
ブロック別 国泰寺・千田地区
作者による説明 *別紙
助け出された穴からゆっくりと地上に降りました。周りの建物は全て倒れて、先ほどまでの学校の姿はありませんでした。
水が欲しくなり蛇口を探しても見当たりません。学校の傍の川の水を飲もうとして校門を出ました。そこに若い女性が浴衣姿で穏やかな坂道をゆっくりと転がりながら「コロシテクレー、コロシテクレー」と叫んでいました。頭だけ血糊がべっとりと付いていて坂道に血の跡が付いていました。苦しかったら「助けてくれ」と言いますが「殺してくれ」というのは余程苦しかったのでしょう。
周りには避難をする人がぞろぞろ歩いていましたが、みんなわが身が精いっぱいで他人を助ける余裕はありませんでした。

*別紙2
この絵を描いていた時、背筋がゾクゾクと寒気がしました。何度も筆を休めて描きました。この女性が「無様な私を描かないで」と言っているようでした。
サイズ(cm) 29.7×42
展示の説明文 「少年・十三歳の原爆体験」
作/西岡誠吾(ニシオカ セイゴ)氏
穴からゆっくりと地上に出ました。周りの建物は全て倒れ、先ほどまでの学校の姿はありませんでした。水が欲しくて、学校の傍の川の水を飲もうと、校門を出ました。
そこで、若い女性が浴衣姿で緩やかな坂道をゆっくりと転がりながら、「コロシテクレー、コロシテクレー」と叫んでいました。周りには避難をする人がぞろぞろ歩いていましたが、みんなわが身が精いっぱいで他人を助ける余裕はありませんでした。

戻る

Page Top