識別コード | SG-0453 |
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絵の内容 | 軍服を着た女性の思いやり |
作者名(カナ) | 尾崎 稔(オザキ ミノル) |
作者名(英語) | Minoru Ozaki |
当時の年齢 | 13歳 |
寄贈者名 | 尾崎 稔 |
種別 | 新市民が描いた原爆の絵(その他) |
情景日時 | 1945/8/6~1945/8/7(時刻)17:00~早朝 |
情景場所 | 鯛尾収容所 |
情景場所旧町名 | 坂町 |
情景場所現町名 | 坂町 |
爆心地からの距離 | |
ブロック別 | |
作者による説明 | (絵中) 軍服を着た女性の思いやり 8月6日17:00~8月7日早朝 安芸郡坂町鯛尾収容所 夕方、隣りに担架に乗った将校の軍服着用、顔一面包帯の人が運ばれて来た。 兵隊さんが帰り二人切りになり、「中学生?どこの学校?年令は?」なと話した事でこの人が女性である事が解った。その内、震えている私に気付き、「寒いなら毛布に入ったら」と云われ咄嗟に潜り込んだ、気が付くと担架の中に居た、人の体温と毛布のお陰で暫時、寝入った。早朝周囲の冷たさと女性の異変を感じ、兵隊さんを呼んだその時は、ひどく叱られた。以後、軍医さんと共に女性は搬出されて行った。 その後の消息は不明。 この女性との出合いは、私の運命を変えた。 女性は自分も大負傷しているに拘らず、私の体調を気づかい、私の体温回復のため思いやり(仁)の云葉をかけ、自らは最悪の状態となられたと思う。 今は感謝すると共に“生かされた余命”を大切にし微力ながら世に奉仕したい。 |
サイズ(cm) | 38×27 |
展示の説明文 | 軍服を着た女性の思いやり 画/尾崎稔氏 1945年(昭和20年)8月6日~7日 午後5時~早朝 安芸郡坂町 鯛尾収容所 作者のことばから 顔一面包帯で覆われた女性は、震えている私に気づき「寒いなら私の毛布に入りなさい」と言ってくれた。とっさに潜り込み、気が付くと人の体温と毛布のお蔭で暫時、寝入った。早朝周囲の冷たさと女性の異変を感じ、兵隊さんを呼んだ時はひどく叱られた。軍医さんと共に女性は搬出され、その後の消息は不明。 |