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原爆の絵

識別コード SG-0416
絵の内容 校庭で友達を焼いた日
作者名(カナ) 切明 千枝子(キリアケ チエコ)
作者名(英語) KIRIAKE Chieko
当時の年齢 15歳
寄贈者名 今石 元久
種別 新市民が描いた原爆の絵(その他)
情景日時 1945/8
情景場所 県立広島第二高等女学校
情景場所旧町名 宇品町
情景場所現町名 宇品東一丁目
爆心地からの距離 3350
ブロック別 皆実・宇品地区
作者による説明 別紙
亡くなった下級生や同級生たちの遺体は校庭に集められ、ドロドロの真っ黒な油をかけて焼かれた。ゴォーッという炎に包まれて遺体が燃え上がるのを、生き残った者たちは見ていた。先生に「見るな」と言われたが、震えが来た体は金縛りにあったようになり、見たくなくても目が勝手に見てしまう。燃えつきた後、標本のようになった骨格を見たとき、金縛りが解けた。その時、初めて涙が出た。泣きながら、みんなでお骨を拾った。「お国のために命を捧げたんだ」と自分を納得させながらも、変わり果てた娘の姿に号泣する母親や父親。その気持ちが痛いほどわかって、千枝子さんの胸は張り裂けそうだった。(2003年発行「ゲンバクの日 ぼくたちは10代だった」より)

絵中
校庭で友達を焼いた日 1945年8月
サイズ(cm) 21×29.6
展示の説明文 校庭で友達を焼いた日
画/切明千枝子氏 寄贈/今石元久氏
1945年(昭和20年)8月
爆心地から約3,350m 宇品町(現在の宇品東一丁目
作者のことばから
亡くなった下級生や同級生たちの遺体は校庭に集められ、ドロドロの真っ黒な油をかけて焼かれた。ゴォーッという炎に包まれて遺体が燃え上がるのを、生き残った者たちは見ていた。先生に「見るな」と言われたが、震えがきた体は金縛りにあったようになり、見たくなくても目が勝手に見てしまう。燃えつきた後、標本のようになった骨格を見たとき、金縛りが解けた。その時、初めて涙が出た。泣きながら、みんなでお骨を拾った。「お国のために命をささげたんだ」と自分を納得させながらも、変わり果てた娘の姿に号泣する母親や父親。その気持ちが痛いほど分かって、千枝子さんの胸は張り裂けそうだった。(2003年発行「ゲンバクの日 ぼくたちは10代だった」より)」

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