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トップページ原爆の絵百人くらいの避難所で、皮をむかれ、白魚を並べたように、苦しみ続けている負傷者。焼けただれた男性が「その帯剱で殺してくれ」といって足に抱きついて離さない。

原爆の絵

識別コード SG-0403
絵の内容 百人くらいの避難所で、皮をむかれ、白魚を並べたように、苦しみ続けている負傷者。焼けただれた男性が「その帯剱で殺してくれ」といって足に抱きついて離さない。
作者名(カナ) 上里 四九郎(アガリ シクロウ)
作者名(英語) Shikuro Agari
当時の年齢 29歳
寄贈者名
種別 新市民が描いた原爆の絵(その他)
情景日時 1945/8/6
情景場所 三滝の竹藪
情景場所旧町名 三滝町
情景場所現町名
爆心地からの距離
ブロック別 三篠・祇園地区
作者による説明 生まれて初めてみる光景であった。百人くらいの避難場所で、皮をむかれ、白魚を並べたように、しかも苦しみ続けている、不思議なことに頭髪は焼けていない。何をかぶっていたのだろう。何を着ていたのだろう?。この身体で、どうやって此処迄集まって来たのだろう。何とも不思議であった。全身焼けただれた男性が私の足に抱きつき、「兵隊さんその帯剱で殺してくれ頼む」と云って離さない。抱きついた腕の皮膚が私の靴とゲートルに引っかかりビニールの破れがへばりついたようになった。 
サイズ(cm) 734×91.7
展示の説明文 兵隊さん殺してくれ
8月6日 三滝の竹やぶ
作者/上里 四九郎氏(当時29歳)
寄贈/上里 紀美枝氏
<作者のことばから>
生まれて初めてみる光景であった。百人くらいの避難場所で、皮をむかれ、白魚を並べたように、しかも苦しみ続けている。この体でどうやってここまで集まってきたのだろう。全身焼けただれた男性が私の足に抱きつき「兵隊さん殺してくれ、頼む」と言って離さない。抱きついた腕の皮膚が私の靴とゲートルに引っかかりビニールの破れがへばりついたようになった。

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