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トップページ原爆の絵己斐峠から見た市内の様子

原爆の絵

識別コード SG-0300
絵の内容 己斐峠から見た市内の様子
作者名(カナ) 上野 求(ウエノ モトム)
作者名(英語) UENO Motomu
当時の年齢 16歳
寄贈者名 上野 求
種別 新市民が描いた原爆の絵(その他)
情景日時 1945/8/6
情景場所 己斐峠
情景場所旧町名
情景場所現町名
爆心地からの距離
ブロック別 己斐・草津地区
作者による説明 己斐峠から見た市内の様子。上野求さん(当時16歳)は、南観音町の三菱重工業の工場で被爆。ピカーッと長く光った瞬間、爆風でバッと6,7メートル飛ばされ、踵と背中を負傷した。周りも皆負傷し、ある者は倒れ、ある者は必死に逃げていた。物凄い煙が上がり、何が何だか分からないまま、実家のある久地へ仲間と一緒に帰ることにした。途中の南観音町では無事な家はなく、潰れた家の下敷になって多くの人が助けを求めていた。あちこちに火の手が上がり、けが人があちこち倒れ、この世の地獄だった。旭橋を渡り、いつの間にか己斐峠に着いた。市内は火の海で、しばしそこから見つめていた。ようやく実家にたどり着き、家族や近所の人と無事を喜んだ。翌朝、市内から随分離れた久地でも大きなトタンが飛ばされていて、山や田は飛ばされて来た焼けた紙くずで白くなっていた。
サイズ(cm) 15.6×21.3
展示の説明文 己斐峠から見た市内の様子
絵/上野求氏
1945(昭和20)年8月6日 己斐峠
上野求さん(当時16歳)は、爆心地から4キロメートル離れた工場で被爆。逃げる途中、街は火の手が上がり、潰れた家の下敷きになった多くの人が助けを求めていました。己斐峠から市内を見ると、街は火の海でした。

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