識別コード | SG-0054-26 |
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絵の内容 | 紙芝居「原爆の落ちたヒロシマ」 |
作者名(カナ) | 升川 貴志栄(マスカワ キシエ) |
作者名(英語) | MASUKAWA Kishie |
当時の年齢 | |
寄贈者名 | 秋政 峯子 |
種別 | 新市民が描いた原爆の絵(その他) |
情景日時 | |
情景場所 | |
情景場所旧町名 | |
情景場所現町名 | |
爆心地からの距離 | |
ブロック別 | |
作者による説明 | **裏 しばらくして熱戦もこなくなり、あたりが少しづつ明るくなって見えたものは、何んであったでせう。顔や手足の皮膚は、ずるっとはがれて土にまむれ(ワカメ)の様に黒くぶら下り、手の皮膚の先に爪も、一しょにぶら下っています。男子は帽子から出て居るところの皮膚が、丸くはがれておけしになっています。 誰が誰やら見分けも出来ない位地獄もこれほどでなかろうと思ふ位悲惨な有様です。此所だけ攻撃されたと思い乍ら一応橋の下に(イカダ)が五組つないで居たので其所へ避難しました。ところが丁度引潮の川面に次から次から流れ来る人を見て、はじめて広島中がやられた事を知りました。「太郎は何うしたろう」と思いましたが救護係りの私は財布も包帯もみな川に流れるのも気付かず「助けて下さい」とすがりつく町内の人達へ夢中で硼酸軟骨をかけて上げ全員帰宅させました。 水泳の出来ない私は此の(イカダ)で命拾いしたと感謝しながら、最後の只一人になったのを右足骨折のため四つ這いでやっと川からあがりました。 |
サイズ(cm) | 40×65 |
展示の説明文 |