識別コード | SG-0054-24 |
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絵の内容 | 紙芝居「原爆の落ちたヒロシマ」 |
作者名(カナ) | 升川 貴志栄(マスカワ キシエ) |
作者名(英語) | MASUKAWA Kishie |
当時の年齢 | |
寄贈者名 | 秋政 峯子 |
種別 | 新市民が描いた原爆の絵(その他) |
情景日時 | |
情景場所 | |
情景場所旧町名 | |
情景場所現町名 | |
爆心地からの距離 | |
ブロック別 | |
作者による説明 | **裏 敵の目標になるといふので鉄道沿線や川の沿岸に立ち並ぶ町や密集地等の新築の家も古い家も兵隊さんが太い太い(ロープ)で、みな倒し其後始末に動員をかけたのです。お母さん達は中心から一.五キロの作業場に集合して居る時上空から箱をつけた落下傘が降りて来ます。「罐詰だろうか、菓子だろうか川へ落ちたらもったいない」と言ふ者もあり「どれどこに」「あれ見えた」と空を見上げている者、指さして教へているもの、あまりさわがしいので「皆さん静に」と注意したまでは覚えているが丁度其時ピカッと炸裂したのです。私は頭をひどく打って気絶のまま遠く迄爆風に吹きとばされ、気付いた時へんな臭がして雷の様な稲光が(ヒュウヒュウ)と来てモンペも服も焼け熱い熱いと必至で消しました。 朝なのに眞暗闇で何も見えず、方々から(ナミアミダブツ)といふ念仏の声と、死ぬ死ぬ助けて助けてと叫ぶ声の間を青い光りがヒュウヒュウとおそって来ます。 |
サイズ(cm) | 40×65 |
展示の説明文 |