識別コード | SG-0054-22 |
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絵の内容 | 紙芝居「原爆の落ちたヒロシマ」 |
作者名(カナ) | 升川 貴志栄(マスカワ キシエ) |
作者名(英語) | MASUKAWA Kishie |
当時の年齢 | |
寄贈者名 | 秋政 峯子 |
種別 | 新市民が描いた原爆の絵(その他) |
情景日時 | |
情景場所 | |
情景場所旧町名 | |
情景場所現町名 | |
爆心地からの距離 | |
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作者による説明 | **裏 昨日の話では、六日の出動に日当が出ると言はれるが、今迄みな(デマ)だったので嘘だろうと云ふと、六日のはほんとうで山陽中学へ小池さんが受取りに行くとの事ですが、何んだかへんな気がするのです。 今迄忙しさに、何一つ疎開してないお母さんが昨日人を頼んで、お父さんの物だけの箪笥を田舎の里にあずけました。 八月六日は一点の雲もなく、よく晴れた日でした。朝五時半出発が二三人の欠席で三十分遅れ、男子の隊長山口さんが「今日は赤紙同様だから、例へ病気でも一応出席する様にと、あれだけ注意しているのに」と叱ります。お母さんはその欠席者の家に駆け廻りました。 「子供が熱が出て」「昨夜から腹痛で」「今日は何うも気が進まない」等言はれましたが「出動だけはして下さい」とお願いしました。 若者が先頭では老人が可哀想なので神川さんを先頭に(わっしょいわっしょい)のかけ声で行く途中同じ町役員の川口さんが「貴女が『私が荷物疎開する事が有ったら広島に大事件が起きる』と言ったが今日おきるかね」と言ふのです。確に、そんな事冗談にいった覚えが有るので「なんか有ります覚悟しませう」 |
サイズ(cm) | 40×65 |
展示の説明文 |