識別コード | SG-0054-21 |
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絵の内容 | 紙芝居「原爆の落ちたヒロシマ」 |
作者名(カナ) | 升川 貴志栄(マスカワ キシエ) |
作者名(英語) | MASUKAWA Kishie |
当時の年齢 | |
寄贈者名 | 秋政 峯子 |
種別 | 新市民が描いた原爆の絵(その他) |
情景日時 | |
情景場所 | |
情景場所旧町名 | |
情景場所現町名 | |
爆心地からの距離 | |
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作者による説明 | **裏 この五日の空襲発令はとうとう朝まで解除せず緊迫の念におそわれた。やっと朝になって解除したので、義勇隊出動のためお母さんは急いで家に帰った時には、太郎君はもう登校したあとでした。長女が「太郎は今日はお母さんが疲れるので僕の弁当を上げて呉れ僕は小さいのでよいのだ」と言ったと窓から渡す弁当を受け取って集合場所へ走りました。 太郎君は大人用の(リュックサック)で登校して居たので「おい君は後から見ると(リュックサック)が歩いている見たいだぞ」と笑ふやつが居ると自分でも笑って話したので、七月初めお母さんの帯しんで(リュックサック)を作り、お父さんの外套二着で戦闘帽、上下服(ゲートル)を(ミシン)でお母さんが縫って(ボタン)は今何処の店にも売ってないので戦勝祝の頃には、きっと有るからと太郎君の引出しにしまって居たのに、其れを全部身につけ、五日迄着たぼろ服とお守りを残して居るのが後にわかり、一夜中空襲だったのに(ボタン)をつけかへたのも、登校したのもお姉さん達は知らず。あの朝二人の姉が襦祥の事でぶつぶつ言って居た時一度家を出た太郎君は又あとかへりして「お姉さんたち内乱起すな内乱おこしては駄目だぞ」といっていたのを聞いたといいました。 |
サイズ(cm) | 40×65 |
展示の説明文 |