識別コード | SG-0054-12 |
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絵の内容 | 紙芝居「原爆の落ちたヒロシマ」 |
作者名(カナ) | 升川 貴志栄(マスカワ キシエ) |
作者名(英語) | MASUKAWA Kishie |
当時の年齢 | |
寄贈者名 | 秋政 峯子 |
種別 | 新市民が描いた原爆の絵(その他) |
情景日時 | |
情景場所 | |
情景場所旧町名 | |
情景場所現町名 | |
爆心地からの距離 | |
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作者による説明 | **裏 太郎君は幼稚園から小学校六年生まで成績優秀の賞状を頂いて、中学校に入学する事になりました。学校の先生は付属へきめて下さったのですが、太郎君は「僕はお母さんに初めて反対して申訳ございませんが○○中学校を希望します」といって頼むので受持ちの先生とも相談の結果、本人も考へての上だろうから希望どほりにきめ、どんどん雪の降る寒い日お母さんに付き添はれて入学試験を受けに行きました。 先生方四・五人が御見舞いにお出になり、「太郎君は大丈夫です」と言って下さるが、何とも例へ様のない不安でした。最う終りに近い頃、にこにこと笑顔で出て来ました。二人で帰宅の途中「校長先生が君は読書が好きだそうだね。最近何を読んだか」と問はれたので僕は「かがくの本を読んでいます」と答へたら「そうか宜しい」と申されたが「なぜ僕にだけ尋ねたのだろう」と心配するので「気の大きな者は、そんなに心配しないの」となぐさめると「僕も一生懸命やったのだから入学出来なくても、お母さんごめんなさいね」「よろしいとも」と話しながら雪の寒さも忘れたかの様に家に帰って来ました。 |
サイズ(cm) | 40×65 |
展示の説明文 |