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トップページ原爆の絵やけどで顔がはれ上がった負傷者たち。ハエが群がり、ウジがわき、水を求めながら亡くなった。

原爆の絵

識別コード NG477-02
絵の内容 やけどで顔がはれ上がった負傷者たち。ハエが群がり、ウジがわき、水を求めながら亡くなった。
作者名(カナ) 山本 チエノ(ヤマモト チエノ)
作者名(英語) Chieno Yamamoto
当時の年齢 20歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(平成14年収集)
情景日時 1945/8/8から約2週間
情景場所 広島陸軍病院大芝分院、三入分院
情景場所旧町名 大芝町、安佐郡三入村
情景場所現町名 大芝町、安佐北区三入
爆心地からの距離 2,700m~17,300m
ブロック別 三篠・祇園地区
作者による説明 **絵の中
幾百の熱傷者看りたりなべて蛆這う腐臭満ち満つ
眼かより鼻孔より這い出づる蛆虫の太きがふれれば素早くかくる

顔は焼け爛れ血膿がにじみ出 眼は開かず唇は異様に腫れあがり誰彼の見分けはつきません。蝿が群がり夥しい蛆虫がわき息絶えだえの細い弱々しい声で「水水…」と水を欲っし乍ら 次々と多くの人が逝きました。辺り一面腐臭死臭が漂って生地獄そのものでした。
8月8日より約2週間内の出来事でした。私の先輩同僚をはじめ多くの被爆死者を悼み鎮魂の思いを込めて人類永久なる平和を祈願しつつこの拙い絵を書きました。合掌
平成14年7月 山本チエノ
**裏
場所
広島陸軍病院 大芝分院 (升内一作氏) 8月8日より約2週間
     三入分院 (吉村士官)
**別紙
当時、私は広島陸軍病院第2分院に勤務しておりました。当日は林間病棟建設作業に参加していて被爆をまぬがれました。6、7日は病院跡周辺で救護にあたり、8日から約2週間大芝分院や三入分院で看護活動に従事しました。
サイズ(cm) 37.7×53.9
展示の説明文 焼けただれた顔が腫れ上がり、見分けのつかない負傷者たち。ハエが群がり、ウジがわき、水を求めながら亡くなった。
絵/山本チエノ氏
1945(昭和20)年8月8日から約2週間以内

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