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トップページ原爆の絵全身やけどで川岸で重なり合って死んでいる人、助けを求める人

原爆の絵

識別コード NG471-02
絵の内容 全身やけどで川岸で重なり合って死んでいる人、助けを求める人
作者名(カナ) 高安 豊司(タカヤス トヨシ)
作者名(英語) Toyoshi Takayasu
当時の年齢 21歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(平成14年収集)
情景日時 1945/8/6
情景場所 祇園町、安川の川土手
情景場所旧町名 安佐郡祇園町
情景場所現町名 安佐南区祇園
爆心地からの距離 5,400m
ブロック別
作者による説明 **絵の中
②父が古自転車で広島中島へ疎開の手伝いに行ったので心配のあまり私は自転車で急ぎ広島方面に向かいました。緑井の竹薮の土手まで行くと老若男女見分けのつかぬ全身焼けただれて黒こげになり顔も口びるもはれ上がって助けをこいながらめくらめっぽうに自転車に突きあたって来るのです。道は爆風でか瓦やガラスの破片が足のふみ場もない様に散り驚くほかありませんでした。ようやく祇園まで来た時バリケードを張られて広島へはいけないので仕方なく川づたいに帰ろうと思って川に出た時全身やけどの人々が水を求めて川岸で重なり合って死んで居る人、助けを求める人生まれて初めてこの世の生地獄を見せ付けられその無残さに思わず涙がとめどなくほほをぬらしたのです。家に帰って見ると母が仏前に灯明をつけ皆と参って居ました。実情を話し父はもはや此の世の人でないと思って居ました。元気な人が焼けただれて命からがら家にたどり死なれた人もありました。

「水求め呑んで死に逝く人あわれさよ」

高安豊司書.七十八才
**裏
高安 豊司
サイズ(cm) 26.9×37.9
展示の説明文

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