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トップページ原爆の絵爆風に飛ばされた馬車と宙吊りになった馬。下の川からは水を求める人たちのうめき声が聞こえてきた。

原爆の絵

識別コード NG470-01
絵の内容 爆風に飛ばされた馬車と宙吊りになった馬。下の川からは水を求める人たちのうめき声が聞こえてきた。
作者名(カナ) 篠山 益治(ササヤマ エキジ)
作者名(英語) Ekiji Sasayama
当時の年齢 26歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(平成14年収集)
情景日時 1945/8/7(時刻)朝
情景場所 三篠橋
情景場所旧町名
情景場所現町名
爆心地からの距離 1,470m
ブロック別 基町・白島地区
作者による説明 **絵の中
みささばし
みささばし

**別紙
原爆が投下された翌日であったと思います。本部の救護活動のため私等は途中の太田川にかかっている、みささばし(木造)に来た時に目についたものは爆風のために吹き飛ばされたものか、橋の欄干を越えた馬車と共に馬が宙ぶらりになっており、車夫が車と欄干に頭を挟まれて両眼が飛び出して即死しておりました。
橋を渡りながら橋の下を見ると、川の堤防から川の中まで、ものすごい被爆者達でありました。
水を求めての人ばかりであったが、既に川の中で死んでいる人、その川下ではむしゃぶる様に水を飲んでいる人、皆が衣服は焼け下がり苦しそうなうめき声を張り上げる声が橋の上からよく聞こえて渡り終わった時は丁度三途の川を渡り切った思いでした。
サイズ(cm) 44.9×53.9
展示の説明文 橋上で爆風に飛ばされた馬と馬車
絵・文/篠山益治氏
1945(昭和20)年8月7日
爆心地から約1,470m 三篠橋
「救護活動のため、私たちは太田川にかかっている三篠橋まで来ました。そこで目についたものは、爆風のために吹き飛ばされたものか、橋の欄干を越えた馬車とともに馬が中ぶらりんになっており、車夫が車と欄干に頭を挟まれて両眼が飛び出して即死しておりました。橋を渡りながら橋の下を見ると、川の堤防から川の中までものすごい人でありました。」
手記「あの時のヒロシマ」より抜粋

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