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トップページ原爆の絵川を流れる死体、焼け跡に立つ東警察署、爆風でこわれた路面電車

原爆の絵

識別コード NG457-03
絵の内容 川を流れる死体、焼け跡に立つ東警察署、爆風でこわれた路面電車
作者名(カナ) 斉藤 敬一(サイトウ ケイイチ)
作者名(英語) Keiichi Saito
当時の年齢 26歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(平成14年収集)
情景日時
情景場所 東警察署
情景場所旧町名 下柳町
情景場所現町名 銀山町
爆心地からの距離 1,210m
ブロック別 銀山・幟地区
作者による説明 **絵の中
C
原子爆弾が投下される一ヶ月位前だったか、米空軍のB24が来襲して来た時、宇品の高射砲の射った彈が数機の中の一機の尾翼に命中して火を吹き乍ら西方の山に落下して、乗員はパラシュートで降りたので、直ちに憲兵が行き、連れ帰った。此の様な事が在った為、原子爆弾投下にB29が来た時、家の中に居た人達が外に見に出て直接に熱い閃光と爆風を受けて被害も大きくなったものと思われます。此の時は誰も、二度目の爆弾を予想して、皆太田川へ向って避難して其の頃丁度干潮で皆川岸に居て、満潮になったら、元気な者は上の方へ移動した様ですが、火傷の甚だしい者は動かれず水につかって、引潮の時に沖に流された者。太田川には夥しい死体でした。
次に原子爆弾投下の節。最後迄逃げずに消火に勤めた東警察は、瓦礫の中に只一軒ポツンと無事な姿で立って居たのには驚きました。
電車は爆風に砕け線路はアメの様に曲がりくねって、軍都広島の第五師団司令部跡には基素石が並んで居るだけ。此の熱い閃光と物凄い強い爆風は、考えても恐ろしい力です。
宇品
東警察
電車
ビル
広島駅
太田川
**裏
斉藤敬一
**別紙
私は原爆投下の時は宇品にて暁六一四○部隊(船舶隊)の船舶本廠の警備中隊の一員で、宇品より二、○○○m沖の金輪島(本廠の本部、並びに船舶の修理・技装)の衛兵司令として勤務中、勤務を交替下番して、翌日より毎日被爆者の収容、日夜看護に当りました。
氏名 斉藤敬一
サイズ(cm) 27×38.2
展示の説明文

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