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トップページ原爆の絵ホームのコンクリートだけになった広島駅、雨の中、毛布を頭からかぶった幽霊のような女性。

原爆の絵

識別コード NG449
絵の内容 ホームのコンクリートだけになった広島駅、雨の中、毛布を頭からかぶった幽霊のような女性。
作者名(カナ) 安藤 重美(アンドウ シゲミ)
作者名(英語) Shigemi Ando
当時の年齢 20歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(平成14年収集)
情景日時 1945/9/15
情景場所 広島駅
情景場所旧町名 松原町
情景場所現町名 松原町
爆心地からの距離 1,900m
ブロック別 牛田・広島駅周辺地区
作者による説明 **絵の中
廣島駅
建物何もなし
山は木が真っ赤
雨の中です
コンクート
トタン板
かまど御飯たく
頭のかみ
毛布
顔はむらさき色
まるでゆうれいの様子でした
いくつか見えました
フォーム コンクリート
**別紙
前略
絵が書けませんので当時原爆という事は知りません。九州から機関車石炭の上でかえりました。廣島の大分手前から山林が枯れて真っ赤でした。廣島駅についてあぜんとしました。
昭和二十年五月十三日、徴兵検査一年繰り下げで二十歳で大竹海兵団に入団。三ヶ月で大分佐伯防備隊に配備、陸戦隊でした。噴進砲という木の梯子の大砲でした。
九月十五日、列車の中に入れないで石炭の上で廣島駅で下車、芸備線で駅フオーム何もなし。ホームのコンクリートだけ。丁度雨でした。駅より四方コンクリート八〇―九〇糎位にこわれていました。駅前のあちこちでコンクリの破片を積んでトタン板を張り、中に小さいコンクリをつんでナベで御飯を焚いていました。当時、女のパーマでなくかみを下げ毛布を頭からかぶり顔のほほあたり桑いちごの様な色むらさき色でした。当分目につきました。
誠にすみません、絵の様なものでなく、当時の記憶に過ぎません。

七十八才
安藤重美
サイズ(cm) 28×46.8
展示の説明文

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