トップページ原爆の絵広島赤十字病院で救援活動を行う。ご主人を火災の火でだびに付す女性。赤ん坊を捜してほしいと頼む女性。
識別コード | NG445-01 |
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絵の内容 | 広島赤十字病院で救援活動を行う。ご主人を火災の火でだびに付す女性。赤ん坊を捜してほしいと頼む女性。 |
作者名(カナ) | 中谷 昇(ナカタニ ノボル) |
作者名(英語) | Noboru Nakatani |
当時の年齢 | 27歳 |
寄贈者名 | |
種別 | 市民が描いた原爆の絵(平成14年収集) |
情景日時 | 1945/8/6(時刻)10:30頃 |
情景場所 | 広島赤十字病院玄関前 |
情景場所旧町名 | 千田町一丁目 |
情景場所現町名 | 千田町一丁目 |
爆心地からの距離 | 1,500m |
ブロック別 | 国泰寺・千田地区 |
作者による説明 | **絵の中 昭和20 1945年8月6日正午頃 日赤広島病院玄関前爆心地より1.5km呉海団第一次救出隊 3日間の活動で2名が亡くなられた 絵について(1)1~2 玄関前迄来て、無傷の体で倒れた夫の死を知らず、「シッカリ」してよと強くゆさぶり乍ら助けて大変だと脈に当たり、駄目ですと云うと、どうしたら良いのと、あの火で荼毘にしようと燃え盛る炎に二人で力一杯投げ込んでから、泣き乍ら、こんな時にこんなにまでして貰い、もう何もいりません。あの荷車を使って下さい。 有り難うで別れたまま果たしてお骨は!! 劫火で荼毘にした事を会えたらお詫びをしたい。 (2) 士官さん、何所からきたの。呉海兵団から私の主人は呉鎮守府の○○主計上等曹です。 姉のお産で赤ちゃんを抱いて二階から降りた時に爆風で吹き飛ばされて赤ちゃんを手からもぎ取られて、居らなくなったので探して下さいで。相当探すも解らないと伝えて、安全な所に移さんと抱えたら足の骨折がわかり、看護婦さんに頼み痛み止めの注射をしたり添え木をして、病院の東北の角に移し水筒の水と乾パンを出すと断られたので、固気のお方と思って居る時、こんな時に手厚い看護を受けたのは私だけで満足して死んで行ったと伝えて下さいと云われても死に対する重大な説得もせず、晩に来るからと云って別れて後、晩に行き覚悟の焼身自殺と知り名前も忘れて伝言もせず、名前は忘れても忙しいではすまされない。何故鎮守府に行けば解ったのにと会ってお詫びが出来る様祈るのみ。 中谷 昇 (1)~2劫火に投げ込む 救出隊 (1)~1貰った荷車 (2)救出隊員 主計上等兵曹の奥さんの治療 ウジとハエが三日目に一杯になり (3)バケツの白い火傷の薬と小生 白く塗り、末期の水をのみ「アメリカのバカ」と言って死んだ。 無差別の生き地獄二度と繰り返さぬため下手でも描いて務めを果さん。 |
サイズ(cm) | 42.5×58.5 |
展示の説明文 |