トップページ原爆の絵廃墟の中、焼けた路面電車が二両放置されていた。瓦礫からは無数の青白い燐光が立ち上がり消えていった。
識別コード | NG439-02 |
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絵の内容 | 廃墟の中、焼けた路面電車が二両放置されていた。瓦礫からは無数の青白い燐光が立ち上がり消えていった。 |
作者名(カナ) | 中川 清(ナカガワ キヨシ) |
作者名(英語) | Kiyoshi Nakagawa |
当時の年齢 | 18歳 |
寄贈者名 | |
種別 | 市民が描いた原爆の絵(平成14年収集) |
情景日時 | 1945/9/13(時刻)19:00頃 |
情景場所 | 広島駅 |
情景場所旧町名 | 松原町 |
情景場所現町名 | 松原町 |
爆心地からの距離 | 1,900m |
ブロック別 | 牛田・広島駅周辺地区 |
作者による説明 | **絵の中 Kiyoshi N **裏 中川 清(七拾五才画) 平成十四年八月十八日 **別紙 ② 記 朝鮮へは船が出ず、九州から新潟の実家へ引き返す途中の事です。 九月十三日夕方七時頃広島駅に相当時間停車した時の事。 無風で雨が降って居りました。 正面の列車の中から見た呉方面も一面の廃虚でした。薄明かりの駅前通りに路面電車が二輌、焼けただれたまま放置されて居り、数人の人物が歩いて居り、外には全く人気はなく、すぐそばの瓦礫からは無数の青白い燐光が歩いて居る人物より髙く眞直にすーと立ち上るとポーと消え又近くよりすーと立ち上る青白い燐光はまことに凄惨な光景であり、あたり一面の瓦礫の間より立ち上る様を見た事は今でも思い出すと慄然とする思いです。 又其の後五十七年の人生の今日迄一度も燐光は見た事はないのです。 亡くなった方々の御冥福を御祈りします。 中川 拝 画名は「燐光」とします。 |
サイズ(cm) | 45.7×53 |
展示の説明文 |