トップページ原爆の絵船のへさきの所に白くなった少年の死体が立ち泳ぎしているかのように漂っていた。
識別コード | NG433-05 |
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絵の内容 | 船のへさきの所に白くなった少年の死体が立ち泳ぎしているかのように漂っていた。 |
作者名(カナ) | 田邉 俊三郎(タナベ シュンザブロウ) |
作者名(英語) | Shunzaburo Tanabe |
当時の年齢 | 20歳 |
寄贈者名 | |
種別 | 市民が描いた原爆の絵(平成14年収集) |
情景日時 | 1945/8/9 |
情景場所 | 瀬戸内海 |
情景場所旧町名 | |
情景場所現町名 | |
爆心地からの距離 | |
ブロック別 | |
作者による説明 | **裏 No.5 田邉 俊三郎 **別紙 No.5 8月9日、昨日のトラックでの街中突破ができなかったので、今日は船で瀬戸内海を通って、五日市の工場へ行く事になった。 午後1時、船は工場前の元安川の船着場から出帆した。 元安川から瀬戸内海へ出ると八月の海はすがすがしく冷えて、心持良い。 然し、海面を見ると又、吃驚。溺死体の一部が元安川から離れて、瀬戸の海中を漂っている。 フト、船の舳先の所にプカプカ、少年が白くなって田圃の案山子の様に棒立ちして、立ち泳いでいるかの様に漂っていた。どう、とりつくひまもない。ここでも「南無阿弥陀仏」と唱えて、船と共に過ぎ去った。 田邉俊三郎 |
サイズ(cm) | 24.5×35.1 |
展示の説明文 |