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トップページ原爆の絵海のかなたに白い光が光りその中に大きな帆船が浮かび上がった。

原爆の絵

識別コード NG430
絵の内容 海のかなたに白い光が光りその中に大きな帆船が浮かび上がった。
作者名(カナ) 福岡 光(フクオカ ヒカル)
作者名(英語) Hikaru Fukuoka
当時の年齢
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(平成14年収集)
情景日時 1945/8/6(時刻)早朝
情景場所 愛媛県伊予郡郡中町
情景場所旧町名 愛媛県伊予郡郡中町
情景場所現町名 愛媛県伊予市
爆心地からの距離 65,000m
ブロック別
作者による説明 **別紙
原爆が落ちた日   愛媛 福岡 光
今から五十余年前、瀬戸内海の伊予灘に面した暖かい地に住んでいました。空襲で家が焼けて祖母の田舎に住んでいました。
一九四五年八月六日早朝、祖母と荷馬車に乗って海岸べりの道をポコポコと進んでおりました。荷馬車のおじさんが「今日も暑い日になるなもー」と祖母と話しています。突然サイレンが鳴りはじめました。荷馬車のおじさんに「あのトンネルにおはいりなー」といわれ、急いで土手を登り、トンネルに入ろうとしました。キラッと光るものがみえました。飛行機が太陽を受けキラキラ光っていました。「どこ?爆撃するんかな」と荷馬車のおじさんが心配げにいっております。トンネルにはいりながら飛行機の飛びさった方を見ておりました。
すると海のかなたに白い光がその中に大きな帆船が浮び上ったのです。おじさんが「何で帆船が浮びあがったのかな」言いながら、サイレンが鳴りやんだので荷馬車にもどり、目的地に向けて歩みました。夕方、広島に新型爆弾が落ちたと聞きました。八月六日が来る度に必ず思い出す光景です。直接、原爆を受けた訳ではありませんが、黒い雨をみても、はだしのゲンを読んでも帆船の映像が重なります。東海村の臨界事故が起きたときも「黄色に光った」という言葉を聞いても思い出します。小さい時の心のヒダに残ったことです。
サイズ(cm) 25.1×35.5
展示の説明文

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