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トップページ原爆の絵外が真っ白く光り音が止み辺りを見ると屋根は吹きとんで無かった。父はタンスの下で意識がなかった。

原爆の絵

識別コード NG421-02
絵の内容 外が真っ白く光り音が止み辺りを見ると屋根は吹きとんで無かった。父はタンスの下で意識がなかった。
作者名(カナ) 中本 秀子(ナカモト ヨシコ)
作者名(英語) Yoshiko Nakamoto
当時の年齢 16歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(平成14年収集)
情景日時 1945/8/6
情景場所 横川町三丁目の自宅
情景場所旧町名 横川町三丁目
情景場所現町名 横川町三丁目
爆心地からの距離 1,700m
ブロック別 三篠・祇園地区
作者による説明 **絵の中
風呂
炊事場
土間
父は吹き飛ばされて後は柱
前からタンスがたおれて頭を打ち意しきが無かった
外が眞白く光ったので床の間の後の土壁のかげに行きしゃがんだ
音が止んで見ると屋根は吹きとんで無かった
床の間
いちじくの木
いちじくの木

防空壕
入口
可部線
道路
**裏
中本 秀子 
平成14年七月三十一日
**別紙
八月六日 横川町
学徒動員で市立二女より海田の日本製鋼所に行っていたが工場が休みで父と二人で家の中にいた時 外が眞白に光り すぐ壁の影に行きしゃがんでいた。音が止みあたりを見ると屋根は全然なくなり、柱が三本位かたむいて残り、押入れの戸も吹きとびフトンだけが残っていた。通りがかりの人に助けを求め 意識がなくなっていた父をひっぱり出して貰い 三滝の竹やぶに可部線を通り逃げた。頭を切っていた所にはよもぎの葉をもみ汁をつけてあげた。夕方には兵隊さんにもらった毛布を父は体にまとい安迄歩いて万本薬局にとめてもらった。八月七日には父の顔は鬼面の様にはれあがった。横川の家迄行って見ると家は焼けて風呂釜の中に作業服が残っていたのを持ち帰り当分の間着た。
中本秀子 
平成一四年七月三十一日
サイズ(cm) 27×38
展示の説明文

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