トップページ原爆の絵近所の子と出会う。おかあさんは?と聞いてもみないないと言って泣くばかりだった。
識別コード | NG401-03 |
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絵の内容 | 近所の子と出会う。おかあさんは?と聞いてもみないないと言って泣くばかりだった。 |
作者名(カナ) | 梶田 瞳(カジタ ヒトミ) |
作者名(英語) | Hitomi Kajita |
当時の年齢 | |
寄贈者名 | |
種別 | 市民が描いた原爆の絵(平成14年収集) |
情景日時 | 1945/8/6 |
情景場所 | |
情景場所旧町名 | |
情景場所現町名 | |
爆心地からの距離 | |
ブロック別 | |
作者による説明 | **絵の中 No.3 その時やっと空襲だなあーと思いました。外に出て見えたものは倒れた壁の下敷になり助けてと云っている人もいましたが私達もどうすることも出来ず東練兵場へと逃げました。 線路を渡った所で急に母がこいしくなりお母ちゃんお母ちゃんと叫び泣き動けなくなりました。でも町の方は火の海だと云って帰れなくなり倉田先生の指示で三人で東へ東へと逃げました。 山越しの途中雨に会いびしょぬれでした。 お晝頃やっと矢賀の工機部に着きやっとの思いでおにぎりをいたヾきました。そのあと傷の手当と云われるので私はなにもなかったのかと思へば右の肘の所に親指が入るぐらいの穴が出来ていました。耳の後も活字がたちこんでいたそうです。でも気が立っていたのか一向に痛くなかったのです 雨にぬれた体をひきずって、又元の練兵場と とぼ<帰りました。もうすぐ日がくれようとしていました。 こゝで三人は別れることになり皆んな行くあてもなく別れました。 途中火傷の人けがの人一ぱいゴロ<と皮がむげた人靑ぶくれの人顔もまともには見られませんでした。 その時水をくれ水をくれと一人の坊やが泣いていました。 京橋通りのガラス店の坊ちゃんの様でした。 お母ちゃんは皆んなはとききましたが皆んないないと泣きじゃっくていました。 可愛そうなのでつれてあるくかなあと思っていましたその矢先石やの古田のおばあちゃんのユーちゃんが歩いているのではないですか、忙いで母や弟のことを聞きました。幸ちゃんは死んだよ。お母ちゃんはそこのお寺の所に寝ているよと聞いてもうたまらなくなって原田の坊やのことは忘れてしまいその後どうしたのかわかりませんでした。可愛そうなことをしました。 |
サイズ(cm) | 25.2×35 |
展示の説明文 |