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トップページ原爆の絵家で白骨になった父母と姉を見つける。3人の遺骨を拾い自分も死のうとしたができなかった。

原爆の絵

識別コード NG364-05
絵の内容 家で白骨になった父母と姉を見つける。3人の遺骨を拾い自分も死のうとしたができなかった。
作者名(カナ) 河内 政子(コウチ マサコ)
作者名(英語) KOCHI Masako
当時の年齢 16歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(平成14年収集)
情景日時 1945/8/10
情景場所 塚本町の自宅
情景場所旧町名 塚本町
情景場所現町名 堺町一丁目
爆心地からの距離 500m
ブロック別 平和記念公園・周辺地区
作者による説明 **絵の中
姉の白骨

母の骨
父の骨
包丁の刃
**裏

河内政子
**別紙

 足を引きずりながら、やっと我が家にたどり着いた。この世に生を受け十六才迄育った地域のこの変わりよう。
 父は玄関でこしかけたままの状態で白骨になっていた。
 姉は女子てい身隊出動前で食事中だったのか台所で座ったまま白骨になり、母は炊事場で何かを切っていたのか。倒れた状態で頭から腰のあたり迄黒こげになり腰から下が白骨になっていて、足の上に包丁の刃がのっかっていた。
 防空頭巾の中へ三人の骨を入るだけ拾って入れた。私はふらふらになり生きる気力を失ってしまい、死に場所を探したが、死にきれず牛田の山へたどり着いたときには、とっぷりと日が暮れていた。
 祖母は生きて帰るとは思っていなかったらしく泣いて喜んでくれた。
サイズ(cm) 27.1×38
展示の説明文

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