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トップページ原爆の絵焼けだたれた負傷者たちの中にか細い声で叔母を呼ぶ叔父を発見した。叔父は4時間後に息を引き取った。

原爆の絵

識別コード NG350
絵の内容 焼けだたれた負傷者たちの中にか細い声で叔母を呼ぶ叔父を発見した。叔父は4時間後に息を引き取った。
作者名(カナ) 右谷 ユキコ(ミギタニ ユキコ)
作者名(英語) Yukiko Migitani
当時の年齢 20歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(平成14年収集)
情景日時
情景場所 広島市信用組合本部
情景場所旧町名 横川町三丁目
情景場所現町名 横川町三丁目
爆心地からの距離 1,700m
ブロック別 三篠・祇園地区
作者による説明 **絵の中
最後の部屋に入った
せん光に焼けただれ灰色にふくれ上った顔赤むけになり皮のぶら下がった手
そんなけが人の人々々、見ても見分けがつかないそんな中か細い声で
「お母ちゃんお母ちゃん」と呼ぶ声 叔母が「あんたあだれ」とのぞき込む
「わしじゃわしじゃ」「お父ちゃんねえ・・・」大火傷をしたんじゃねえと
つける薬もなく水の出る処を探して冷してやるくらい
叔父は安心したのか刻々状況が悪化四時間後に息を引き取りました。
所在不明のまま今日に至る人々の中せめて最後に会へたことは幸運でした。(横川町信用組合の中にて)

**裏
右谷ユキコ
サイズ(cm) 25×35.1
展示の説明文 か細い声で叔母を呼ぶ叔父
爆心地から1,700m 広島市信用組合本部 横川町三丁目
右谷 ユキコ氏(原爆投下当時20歳、絵を描いた時77歳)
作者の解説
せん光に焼けただれ灰色にふくれ上った顔、赤むけになり皮のぶらさがった手。そんなけが人の人々、見ても見分けがつかない。そんな中か細い声で「お母ちゃんお母ちゃん」と呼ぶ声。叔母が「あんた、だれ」とのぞき込む。「わしじゃ、わしじゃ」「お父ちゃんねえ・・・大やけどをしたんじゃねえ」と。つける薬もなく水の出る所を探して冷してやるくらい。叔父は安心したのか刻々容体が悪化、4時間後に息を引き取りました。

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