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トップページ原爆の絵やけどで皮膚はめくれ、「水、水」と水を求め、今にも息絶えそうな人でいっぱいだった。

原爆の絵

識別コード NG347
絵の内容 やけどで皮膚はめくれ、「水、水」と水を求め、今にも息絶えそうな人でいっぱいだった。
作者名(カナ) 加納 良三(カノウ リョウゾウ)
作者名(英語) Ryozo Kano
当時の年齢 22歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(平成14年収集)
情景日時
情景場所
情景場所旧町名
情景場所現町名
爆心地からの距離
ブロック別
作者による説明 **絵の中
水 水 水・・・
**別紙
水水と皮はめくれ、もう息たえそうな人がいっぱいだ。私はもうどうせ助かりそうな人ではないと思い、私自身もかなり負傷した身体ではあったが、川の水を缶にすくい飲ませた。少しの安堵感を感じずにはいられなかった。生き地獄とはこの事か、助かったのは、今思えば運が良かったのとキセキとしか言いようがない。
私も気は動転していたが、ただ少しの判断力も良かったのかも知れない。帽子を口にあて、とにかく低い姿勢で、体を動かした。生きのびる事を感じ信じての行動と思う。沢山の亡くなった人のみがらを焼いてしまうのもつらかった。父が今生の別れと思いおくり出すときに手渡してくれた懐中時計、最愛の父が守ってくれたのか―懐中時計は止まっていた。八時十五分ではなく私のは、少し早く止まっていた。悲惨な光景もう二度と戦争、原爆があってはならない。八月六日、平和式典をかかさずしんどいが行かせてもらっている。
サイズ(cm) 39.1×54.2
展示の説明文 「水、水」と皮はめくれ、もう息たえそうな人がいっぱいだ。私はどうせ助かりそうな人ではないと思い、私自身もかなり負傷した体ではあったが、川の水を缶にすくい飲ませた。少しの安堵感を感じずにはいられなかった。

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