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トップページ原爆の絵叔父の家の焼け跡に行くと、立ち姿のままの白骨化した叔母の死体があった。

原爆の絵

識別コード NG333-06
絵の内容 叔父の家の焼け跡に行くと、立ち姿のままの白骨化した叔母の死体があった。
作者名(カナ) 藤岡 久之(フジオカ ヒサユキ)
作者名(英語) FUJIOKA Hisayuki
当時の年齢 12歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(平成14年収集)
情景日時 1945/8(時刻)5:00頃
情景場所 大手町
情景場所旧町名 大手町
情景場所現町名
爆心地からの距離 100m~1,400m
ブロック別 国泰寺・千田地区
作者による説明 **絵の中
6
8月 日 午前5時頃
大手町

**別紙
№6
日時 午前5時頃(推定)
場所 大手町 
早朝 オジが避難している所へ来て、家内の所へ行くので来てくれないかと言われるので、何かあったのかと思いながら、もう一人と3人連れだって自宅の焼け跡へ行くまで白煙の立ち上がる焦土を踏みながら、その家の勝手口附近で、「あっ、ああー」と立ち止まる。言葉が出ない。目にしたものは、立姿のままの白骨化した姿であった。
オジは「おおっー熱かったろー許せ、許してくれ」と大粒の涙が…。私も目を押さえても押さえても流れる涙は止まらない。
オジが そっと両手で頭骸骨を持とうとすると、突然「パラパラパラ…」と全身の骨が崩れ落ちた。「ハッ!!」とする 息を止めて見つめる。手を合わせながら目頭を押さえる。言葉では表わせない早朝の出来事でした。
〈オジの話〉家を出たらすぐ被爆 すぐ引き返し安否を、倒れた家屋の中から返事が返って来たので 助け出そうとしても大きな柱、梁、土壁などで自由にその場まで探って行かれず その間火勢は強く、迫まって来た。声をかけ励まして来たが煙が近くより吹き出すと、「父さん、早く逃げてー」と泣きながら叫ぶ 「父さん早く逃げてー」「父さん早く逃げてー」だんだん声を小さく「父さんー」「父さんー」力一杯叫んだ この声が最後だったと言う これ以上、話さなかった 皆んな泣いた 泣きしゃくった 合掌
サイズ(cm) 37.9×53.8
展示の説明文

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