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トップページ原爆の絵道路や船着場の石段に座り込む多数の負傷者。黒く焼けただれた肌から赤身が見えている。

原爆の絵

識別コード NG333-03
絵の内容 道路や船着場の石段に座り込む多数の負傷者。黒く焼けただれた肌から赤身が見えている。
作者名(カナ) 藤岡 久之(フジオカ ヒサユキ)
作者名(英語) FUJIOKA Hisayuki
当時の年齢 12歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(平成14年収集)
情景日時 1945/8/6(時刻)12:30頃
情景場所 大手町九丁目の魚市場荷揚場
情景場所旧町名 大手町九丁目
情景場所現町名 大手町五丁目
爆心地からの距離 1,900m
ブロック別 国泰寺・千田地区
作者による説明 **絵の中
3
日.時 8月6日
午後12時30分頃(推定)
大手町9丁目魚市場 荷揚場ガンギ
**別紙
日時 8月6日午後12時30分頃(推定)
場所 大手町9丁目 魚市場荷揚場、山中高等女学校附近
多数の負傷者が道路側にずらり、横たわり、座り込み、わめく、泣く・・・・・放心した人。なぜ、こんなに・・・・負傷者が多いのだろー、皆んな同じように黒く焼けただれた肌から赤身ものぞく。始めて見る悲惨な現状。
山中高等女学校校内の木陰に負傷者多数。数え切れない。
「“水”“水”“水”“水―をくれー!!」泣く。「イタイ!イタイ!イタイ!……」「オカアサーン、オカアサーン!!」苦しいだろうな―同情はするけどどうしたらよいのか―だんだん声も小さくなって行く人。慰める人もいない。いたわる人もいない。自分自身、皆んな傷を負っている。
竹の枝に腕をからませてぶら下がっている人、ウン、ウンとうなっている。あちらこちらでこの現状を見る。道路では軍刀を吊り下げた軍人が頭、目、口から出血して身動きしなくなっている。
上記の様子の下は魚市場荷揚場ガンギの所にも、多数の負傷者、避難者で一杯!最下段の水辺では肩迄水に浸っている人、ガンギには家族ぐるみの避難者がわめき、うずめく 元■
元安川は海、川共干満がある所。満潮、干潮で川水の潮高が変わる。
満潮と共に潮が上がり、ラインの位置位潮が来る。ガンギに居る負傷者達の体の自由が利かない負傷された人は潮と共に沖に流され・・・・・やがて、沈み、浮きをくり返し見えなくなった。“地獄だ”傷の浅い人は自分で陸へ上がる。
この現状は人に話せない。
合掌
藤岡久之 当時12才
サイズ(cm) 37.8×53.7
展示の説明文

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