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トップページ原爆の絵被爆の翌年の早春、がれきの下から緑が萌えているのを見た。熱いものがこみ上げ涙があふれてきた。

原爆の絵

識別コード NG293-02
絵の内容 被爆の翌年の早春、がれきの下から緑が萌えているのを見た。熱いものがこみ上げ涙があふれてきた。
作者名(カナ) 松島 道枝(マツシマ ミチエ)
作者名(英語) Michie Matsushima
当時の年齢 17歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(平成14年収集)
情景日時 1946/早春
情景場所
情景場所旧町名
情景場所現町名
爆心地からの距離
ブロック別
作者による説明 **絵の中
被爆地に
五十年は草木も生えぬと何度も聞いた

次の年瓦礫の下より
みどりの萌えているのを見た
やわらかな春乃光の中に

そーっと手をふれて
生れたのネ と語りかけた
熱い氣が体中に流れ
涙がこみ上げて
私も命をもらったのヨ
太陽がまぶしかった。

道枝

S21.早春 松島道枝
**台紙
S21.早春
松島道枝

**別紙
原爆の絵 No2 大地の命(早春)
時 昭和21年 早春
平塚町あたりを通り鶴見橋を渡り尾長へ向って帰る途中。道端がいたるところで同様なのでこヽと云う事は出来ません。あの当時少しづヽ乘物が動き出したので乘り継ぎして学校へまだ行っていました。
松島道枝 現74才(女)
サイズ(cm) 33.7×41.3
展示の説明文 大地に芽吹く緑
1946(昭和21)年早春
松島 道枝氏(原爆投下当時17歳、絵を描いた時74歳)
作者の解説
被爆地に50年は草木も生えぬと何度も聞いた次の年、がれきの下より緑のもえているのを見た。やわらかな春の光の中に、そーっと手をふれて「生まれたのね」と語りかけた。熱い気が体中に流れ涙がこみ上げて、私も命をもらったのよ。太陽がまぶしかった。

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