menu

トップページ原爆の絵突然ごう音がして真っ暗な中に閉じ込められた。頭上の小さな穴から10分くらいかけて脱出する。

原爆の絵

識別コード NG280-01
絵の内容 突然ごう音がして真っ暗な中に閉じ込められた。頭上の小さな穴から10分くらいかけて脱出する。
作者名(カナ) 大西 比呂志(オオニシ ヒロシ)
作者名(英語) Hiroshi Onishi
当時の年齢 12歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(平成14年収集)
情景日時 1945/8/6
情景場所 南竹屋町
情景場所旧町名 南竹屋町
情景場所現町名 南竹屋町
爆心地からの距離 1,500m
ブロック別 国泰寺・千田地区
作者による説明 **絵の中
一瞬の被爆

轟き―っ
瞬間何が起こったか判らなかった。
真夏の明るい日差しから一転
漆黒の闇の中に閉じ込められた。

八時一五分
私は同級生の家で生き埋めになったのである。

級友が頭上の瓦礫をどけて呉れ外に出られた。

家の前で建物疎開中だった級友の母が我が子の名を呼んでいる。

**別紙
(一) 一瞬の被爆
八月六日、修道中学校は三年生以上は勤労動員で工場に、一年生と二年生は日ごとに敵機来襲頻度が高くなり登校が危ないので一日おきに交互に休みとしていて、当日は一年生が休日であった。
一年生の私は級友の立本君と比治山橋下の大田川に水泳に行こうと、昭和町の自宅を出て南竹屋町(爆心地より一五〇〇メートル)の立本君の家へ八時頃着いて中に入ると、本人はまだ蚊帳の中で横になっていた。二人は布団の上で話しながら帽子につける校章が金属供出で木製になっているのを立本君が古い金属製の校章を手に入れたと誇らしげに見せてくれたとたん、八時一五分一瞬のうちにすべてが瓦解したのである。
ピカドンというが屋内にいたためピカは全くなくドンだけで生き埋めとなったのである。
立本君がどけてくれた頭上のモルタルの破片であいた小さな穴から一〇分位かかって身体を外に出すときは着けていたシャツと半ズボンがビリビリと破れ、やっと瓦礫の上に出たとたん目が見えなくなった。
頭に無数のガラスやモルタルの破片が突きささっており、頭や顔が割れたところからどんどん出血して血が目に入り込み目が開けておれない状態と気がついた。
「輝夫ちゃん、輝夫ちゃん」女性の声で気がつくと立本君の母が息子を呼んでいる。国防婦人会で丁度道路をへだてた向こう側で建物疎開作業をしていたのである。
やがて親子が抱き合っているそばに立っていた私は「お母さんお邪魔しました。僕も家の方が心配ですのでこれから帰って見ます。立本君を宜しくお願いします。」と言って瓦礫を離れた。この私の言葉は全然おぼえていないが、後日健在な立本君の母上に会ったとき聞かされたものである。
サイズ(cm) 21×29.7
展示の説明文

戻る

Page Top