トップページ原爆の絵水を求めたのか大きな防火用水槽に頭を突っ込む形で焼死体が並んでいた。
識別コード | NG278-03 |
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絵の内容 | 水を求めたのか大きな防火用水槽に頭を突っ込む形で焼死体が並んでいた。 |
作者名(カナ) | 八島 猛(ヤシマ タケシ) |
作者名(英語) | Takeshi Yashima |
当時の年齢 | 16歳 |
寄贈者名 | |
種別 | 市民が描いた原爆の絵(平成14年収集) |
情景日時 | 1945/8/9 |
情景場所 | 福屋百貨店前 |
情景場所旧町名 | 胡町 |
情景場所現町名 | 胡町 |
爆心地からの距離 | 710m |
ブロック別 | 紙屋町・本通地区 |
作者による説明 | **絵の中 T.Y **裏 昭和20年8月9日 福屋デパート前の防火用水槽の惨状 **別紙(絵に貼付) (その2)市内の惨状、福屋前 8月9日、勤務先(旧広島鉄道局広島工機部)へ家庭の事情を説明し、当分の間、欠勤したい旨を告げ、了解を得て帰宅します。 途中、被害の異状さも知りたく、中心部を通って見ました。当然のこと、原子爆弾とか、放射能汚染とかの恐怖は知る由もなく、惨状を精一杯目に焼き付けました。 焼土と化した廃虚の地面は、そのほてりも残っていました。焼死体のゴロゴロ転がっている中を、心で手を合わせながら歩きました。 京橋町から八丁堀へと向かい、福屋デパートにさしかかった時、異様な光景が網膜に焼き付きました。 福屋の前には、防火用の大きな水槽があり、それへ向かって水を求めたのでしょう、頭を水槽へ突っ込む型で、焼死体が並んでいました。 ここでも、私は目に涙せずにはいられませんでした。 燃え盛る広範な炎の中での苦悩をまざまざと思い巡らせました。その惨状を思い起こし、描いて見ました。 。 |
サイズ(cm) | 23.5×33 |
展示の説明文 | 防火水槽に水を求めた人々 爆心地から700m 福屋前(胡町、八丁堀) 1945(昭和20)年8月9日 八島 猛(原爆投下当時16歳、絵を描いた時73歳) 絵中解説 福屋の前には防火用の大きな水槽があり、それへ向かって水を求めたのでしょう。頭を水槽に突っ込む形で焼死体が並んでいた。 |