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トップページ原爆の絵学校のプールの東側で見た若い女性の死体。地面に座ったまま半泣きの表情で爪が胸に立てられていた。

原爆の絵

識別コード NG272
絵の内容 学校のプールの東側で見た若い女性の死体。地面に座ったまま半泣きの表情で爪が胸に立てられていた。
作者名(カナ) 有村 ひろ子(アリムラ ヒロコ)
作者名(英語) Hiroko Arimura
当時の年齢 25歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(平成14年収集)
情景日時 1945/8/8(時刻)10:00頃
情景場所 県立広島第一中学校
情景場所旧町名 雑魚場町
情景場所現町名 国泰寺町一丁目
爆心地からの距離 900m
ブロック別 国泰寺・千田地区
作者による説明 **絵の中
(場所 広島県立第一中学校のプールのそば)
(時  昭和二十年八月八日午前十時頃)

 昭和二十年八月六日朝、家を出たまま帰宅しない妹(東保健所勤務 保健婦 満十八才十ヶ月)を捜す為、家族で広島市内を歩き廻った八月八日の朝、この状景を目にしました。場所は、広島県立第一中学校のプールの東側だったと思います。
 地面に座ったまま半泣きの表情で、カッと開かれた其の眼は天を睨み、両手の爪先は胸をかきむしるかのように、肌に深く立てられて居りました。
顔の皮膚は、ピンク色でパンパンに張り切っていて、まるでまだ生きて居られるのではないかと思える程でした。
衣服は、ボロボロになっていたようですが、余りはっきり覚えておりません。
まだうら若い女性でした。私は、胸がいっぱいになって、もはやプールの中はのぞくことが出来ませんでした。

有村 ひろ子(八十二才)
(当時の年令 満二十五才 )
サイズ(cm) 21×29.7
展示の説明文

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