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トップページ原爆の絵ピカッと光ってドンーという音の後、木の葉やトタン片、土ほこりがバラバラ降ってきた。

原爆の絵

識別コード NG263-08
絵の内容 ピカッと光ってドンーという音の後、木の葉やトタン片、土ほこりがバラバラ降ってきた。
作者名(カナ) 加川 宏(カガワ ヒロシ)
作者名(英語) Hiroshi Kagawa
当時の年齢 16歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(平成14年収集)
情景日時 1945/8/6(時刻)8:45過ぎ
情景場所
情景場所旧町名
情景場所現町名
爆心地からの距離
ブロック別
作者による説明 **絵の中
8 光、音後
 三十分あとの上空
 この後黒い雨が

**別紙
8、6日当日朝8時15分すぎ、ピカと光って電気のショートかと思ってすぐドンーすごい音がして少しめんくらったようだった。何が何んだか判らない。爆弾では無い。ケガもする者もいない。建物はこわれているが火も出ていない。友達も居たが無言だ。上空を見たら、空から木の葉(未だ緑色)や枌ソギ(瓦の下に敷くうすい板)やトタン片、土ぼこりがバラバラ、ヒラヒラ降って來る。小さい葉パは緑色したのもハッキリ見る。どこからまい上ってこんな葉が來たのだろうと。キケンだったのでトンネル(機械工場の設備)内に逃げ込んだ。[原爆時の原子雲の写真をいくつか見たが、たしかに写真に上空ゴミのような物がどの写真にも写っている。]間違いなく砂ボコリだけでは無かった。そしてニオイが建物疎開のすっぱいような、壁土の古いにおいがした。その後しばらくして段々と暗くなり出して雨が降り出した。これが市の西部から北方面に降った黒い雨であると思う。誰かがニオイで呉の空襲で米軍が空からガソリンを撒いたのかもと言った者がいたが火はつかないし、傘をさすような場合でも無かった。その後10時頃にはそこを出て市内に(自分の家の方に)向って学区別になって、そこを出発、己斐駅の方へ歩いて出た。
サイズ(cm) 17.4×25
展示の説明文 上空を見たら、空から木の葉やソギ(うすい板)やトタン片、土ぼこりがバラバラ、ヒラヒラ降って来る。小さい葉っぱは緑色したのもハッキリ見る。どこからまい上がってこんな葉が来たのだろうかと。間違いなく砂ボコリだけでは無かった。そしてニオイが建物疎開のすっぱいような、壁土の古いにおいがした。

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