トップページ原爆の絵川原で火葬される弟を見て激しく泣きじゃくる姉の女の子。
識別コード | NG243-05 |
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絵の内容 | 川原で火葬される弟を見て激しく泣きじゃくる姉の女の子。 |
作者名(カナ) | 深町 陸夫(フカマチ リクオ) |
作者名(英語) | Rikuo Fukamachi |
当時の年齢 | 13歳 |
寄贈者名 | |
種別 | 市民が描いた原爆の絵(平成14年収集) |
情景日時 | |
情景場所 | 太田川の川原 |
情景場所旧町名 | |
情景場所現町名 | |
爆心地からの距離 | |
ブロック別 | |
作者による説明 | **絵の中 焼跡のがれきの中で、高熱で動かぬの弟を、五年生の姉がいやがるのを、私は、私達が避難している、15キロ離れた医者である伯父の親戚の家へ、その子を背負って連れていった、姉もしかたなく付いて来た。 しかし、介護の手当も甲斐もなく翌朝その一年生の男の子は死んだ。 私は、その遺体をどうするか迷ったが、伯父や母と話し合って近くの河原で荼毘に付すことにした。 原爆が投下後は、河原が事実上の遺体処理場となっていた。 念入りな身元の確認もされないまま、その頃、日が経ち腐敗しかけた多くの遺体が、救助に駆け付けた人々の手によって処分されていた。 私は、従兄弟に手伝ってもらい、男の子の死体をむしろに包み河原に運んだ。母とその子の姉が付いて来た。 地面を掘り木切れを積み上げ遺体を置いた。むしろに包まれた遺体が炎に包まれるとおんなのこは、激しく泣きじゃくり、その声は、晩夏の空に響いた。 名前も告げないまま土に帰った弟を置いて、翌朝、女の子の姿は消えた。 **別紙(絵裏に貼付) 深町陸夫 |
サイズ(cm) | 29.7×42 |
展示の説明文 |