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トップページ原爆の絵跡形もなくなった家で「皆無事五日市に居る」と書いた板を見つける。見た瞬間涙が出た。

原爆の絵

識別コード NG234-03
絵の内容 跡形もなくなった家で「皆無事五日市に居る」と書いた板を見つける。見た瞬間涙が出た。
作者名(カナ) 吉村 義孝(ヨシムラ ヨシタカ)
作者名(英語) Yoshitaka Yoshimura
当時の年齢 11歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(平成14年収集)
情景日時 1945/8/9
情景場所 自宅前
情景場所旧町名 横川町一丁目
情景場所現町名 横川町一丁目
爆心地からの距離 1,400m
ブロック別 三篠・祇園地区
作者による説明 **絵の中
横川一丁目の電停を西へ夢中で瓦礫の上を家の方へ走った。家の前まで来た。三日前まで家族が住んでいた家は跡形もなく崩れ落ち黒焦げた柱・植木その中に黒ずんだ石灯籠が見える。違いなく私達の家の跡。門から中へ入って行く風呂場の水道が破れ水しぶきを上げている。硝子が溶け一塊になっている。当時の物凄さを物語っている。何か手がかりを、庭の防空壕の中を見るも何も無い“やっぱり駄目だったか”ふと見ると風呂場近くに何か書いてある板切れを見付ける。あわてて側に行く“皆無事五日市に居る”と炭で書いてある。それを見た瞬間涙で字がかすむ。涙がポロポロ流れる。ぼーと五日市の空を何時までも何時までも眺めていた。
吉村義孝
サイズ(cm) 54.7×79
展示の説明文 “皆無事五日市に居る”

爆心地から1,400m 自宅前
横川町一丁目
1945年(昭和20年)8月9日
吉村 義孝 (原爆投下時11歳、絵を描いた時68歳)

【作者のことばから】
3日前まで家族が住んでいた家は跡形もなく崩れ落ち、黒焦げた柱・植木その中に黒ずんだ石
灯籠が見える。
ふと見ると何か書いてある板きれを見つける。“皆無事五日市に居る”と炭で書いてある。
それを見た瞬間涙で字がかすむ。涙がポロポロ流れる。

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