トップページ原爆の絵異様な悪臭が鼻をつき見渡す限りがれきの山で所々で火葬の煙が灰色の空へ昇っていた。
識別コード | NG234-01 |
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絵の内容 | 異様な悪臭が鼻をつき見渡す限りがれきの山で所々で火葬の煙が灰色の空へ昇っていた。 |
作者名(カナ) | 吉村 義孝(ヨシムラ ヨシタカ) |
作者名(英語) | Yoshitaka Yoshimura |
当時の年齢 | 11歳 |
寄贈者名 | |
種別 | 市民が描いた原爆の絵(平成14年収集) |
情景日時 | 1945/8/9 |
情景場所 | 横川一丁目電停付近 |
情景場所旧町名 | 横川町一丁目 |
情景場所現町名 | 横川町一丁目 |
爆心地からの距離 | 1,400m |
ブロック別 | 三篠・祇園地区 |
作者による説明 | **絵の中 祇園橋から市内へ近づくと異様な悪臭が鼻をつく。 まだ方々から煙が立ち空は鈍より灰色。 横川駅付近は石炭が赤々と炎を上げている。 横川一丁目の電停まできた。 ここから西へ二百米先に私達の家があった。 見渡す限り瓦礫の山。それを目の前にしたとき“やはり駄目だったか諦めの気持と駄目ではない”と言う気持が交差する。 所々で何人かの人が集まり犠牲者を荼毘に附する煙が真っ直ぐ灰色の空へ昇っている。 家への入口に馬が両足を上に向け半分黒焦げになっていた。 電停の向こうに市電が当時の悲惨さを物語るように黒焦げの車体を横たえていたこの電車で何人が犠牲になっただろう。 家の方へ瓦礫の山を歩き始めると涙が出てきた。居たたまれなくなりいつの間にか走りだした。 ブロック塀が半分崩れているその中に石の灯籠が黒ずんで立っているのが見えた。 間違いなく家の跡 瓦礫のみ何もない その場に立竦んだまま、涙が頬を伝った。 吉村義孝 防火用水 |
サイズ(cm) | 79×109 |
展示の説明文 |