トップページ原爆の絵せん光と爆風に飛ばされ気が付くと真っ暗闇だった。材木や畳にはさまれていた。
識別コード | NG206-01 |
---|---|
絵の内容 | せん光と爆風に飛ばされ気が付くと真っ暗闇だった。材木や畳にはさまれていた。 |
作者名(カナ) | 渡部 芳枝(ワタナベ ヨシエ) |
作者名(英語) | Yoshie Watanabe |
当時の年齢 | 17歳 |
寄贈者名 | |
種別 | 市民が描いた原爆の絵(平成14年収集) |
情景日時 | 1945/8/6(時刻)8:15 |
情景場所 | 広島赤十字病院 |
情景場所旧町名 | 千田町一丁目 |
情景場所現町名 | 千田町一丁目 |
爆心地からの距離 | 1,500m |
ブロック別 | 国泰寺・千田地区 |
作者による説明 | **裏 (1) 昭和二十年八月六日午前八時十五分、閃光と爆風に飛ばされ失神のまヽスーと落ちてゆきました。ドスンと同時に気がつくと眞暗闇でした。しばらく目を閉じて両手をあわせ合掌をしておりました。一分間位だったでしょうか目を開けてみると材木というか古材や畳の間に挟まれておりました死んだのかと思いました。上を見上げると眞青な空が見えたのであれっ?生きているのだなあと気がついたものです。何が起ったのかしきりに考えました。八時十分頃に朝食を了えて渡廊下を歩き寄宿舎の二階の部屋に入り「今日も暑そう」ねと言った途端ピカッーと光り入道雲のような眞白い固まりが窓からドウーと入ったまでは見て覚えております。誰かが「火事だー逃げよう」と反対の窓辺まで逃げましたが、それから先はわかりません。只あとから気がついたら逃げようと思った道路の反対側の中庭に落ちていました。室内でしたからヤケドは無かったのですがガラスの破片で怪我をし出血をしておりました。骨折はありませんでした。その後は防空壕に入り横になったまヽ眠ったのでしょう。おぼえておりません。 渡部芳枝(旧姓 米今)74才 |
サイズ(cm) | 37.8×27 |
展示の説明文 | 倒壊する看護婦生徒宿舎 渡部芳枝 閃光と爆風に飛ばされ失神のままスーと落ちてゆきました。ドスンと同時に気がつくと真暗闇でした。(中略)一分間位だったでしょうか。目を開けてみると材木というか古材や畳の間に挟まれておりました。(作者の言葉より) |