トップページ原爆の絵小柄な母親に手を引かれた4歳くらいの男の子と2歳くらいの女の子。
識別コード | NG204-02 |
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絵の内容 | 小柄な母親に手を引かれた4歳くらいの男の子と2歳くらいの女の子。 |
作者名(カナ) | 香川 嘉久(カガワ ヨシヒサ) |
作者名(英語) | Yoshihisa Kagawa |
当時の年齢 | 17歳 |
寄贈者名 | |
種別 | 市民が描いた原爆の絵(平成14年収集) |
情景日時 | 1945/8/7(時刻)11:00頃 |
情景場所 | 広島女学院高等女学校 |
情景場所旧町名 | 上流川町 |
情景場所現町名 | 上幟町 |
爆心地からの距離 | 1,050m |
ブロック別 | 銀山・幟地区 |
作者による説明 | **裏 2.親子 **別紙 (2)親子 8月7日午前11時ころ 誰かが、『ここは逓信病院だ』といったが、どうも様子がちがう。後日、調べてみると広島女学院であったようで、東南の角の門構えをはいるとすぐに建物の入り口があり、勿論のこと内部はすっかり焼け落ちていたが、この入り口・玄関ホールは六角形であったように記憶している。隅のほうから黒い塊がうごいて、小柄なお母さんに手をひかれた4才くらいの男の子と2才くらいの女の子の親子が出て来た。防空頭巾のしたの、真っ黒に煤けた顔は何事がおこったのか理解できない様子で、穢れをしらぬ真っ白な瞳が今も脳裏に焼き付いている。母親に『この児らは、昨日から何も食べていないので、何か食べ物を・・・』と言われたが、その時の我々も何も持っていない。駅で見た赤十字の旗を思いだし、そこへ行くよう指示したものの、水でさえも与えられなかったのかと今でも心が痛む。 |
サイズ(cm) | 36.7×26.1 |
展示の説明文 | 隅のほうから黒い塊が動いて、小柄なお母さんに手を引かれた4歳ぐらいの男の子と2歳ぐらいの女の子が出て来た。防空頭巾の下の、真っ黒にすすけた顔は何事が起こったのか理解できていない様子で、けがれをしらぬ瞳が今も脳裏に焼き付いている。母親に「この子らは、昨日から何も食べていないので、何か食べ物を・・・」と言われたが、その時の我々は何も持っていなかった。 |