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トップページ原爆の絵焼けた瓦に白骨がのせてあり、「心当たりの人はお引き取り下さい」と書いた札が立ててあった。

原爆の絵

識別コード NG195
絵の内容 焼けた瓦に白骨がのせてあり、「心当たりの人はお引き取り下さい」と書いた札が立ててあった。
作者名(カナ) 亀井 五十子(カメイ イソコ)
作者名(英語) Isoko Kamei
当時の年齢 26歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(平成14年収集)
情景日時 1945/08/17
情景場所
情景場所旧町名
情景場所現町名
爆心地からの距離
ブロック別
作者による説明 **絵の中
 夏休みで家に来ていた姪を、原爆投下終戦となり、当時の状況として死ぬのなら母子一緒にと迎えに来た姉と共に召集で比治山に駐屯していた兄と最後の面会も兼ねて十七日広島に行きました
私の家は能美島で、宇品着御幸通りを歩いていましたら、軍用トラックが紙屋町方面に行くからと兵隊さんが便乘させて下さり紙屋町交差点で下車をして相生橋まで行きましたが橋は渡れず、下流に向って歩いていましたら思いがけない光景に会いました
 それは焼跡の空地に八百屋の店先に一盛いくらで野菜を売っている光景と同じように焼瓦に白骨を盛って「心当りの人はお引取り下さい」と書いた札が立てヽありました その数は十五・六-二〇位でしたか、今もその時の驚きと悲惨さは忘れられません
 原爆の絵の募集はテレビで何度も見まして、私も描いて出したいと思いますが絵を描くと云う作業は全く駄目でとても出来ません
この光景は私一人ではなく当時あのあたりを歩いた人は沢山いらっしゃると思いますが、現在までそんな話を聞いたり報道された記憶はありませんので被爆後焼跡にこんなこともあったと一言お知らせ致します
心当りの人はお引取り下さい
絵心のある人に描いて頂きこんな悲惨な場面もあった事を人物像とは又違った当時の姿を残したい気持です
焼瓦
一つ一つに大体の年令と男・女の別が書いてありました あのお骨はどうなったでしょうか
御冥福を心からお祈り致しております
合掌
NHK御中
亀井いそこ 83才
六月三十日
外は雨
この投書出すべきか?色々と悩みましたが出す事にしました
七月一日
サイズ(cm) 23×17.6
展示の説明文

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