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トップページ原爆の絵元安川に女性が浮いているのを見て母を思い、泣きながら避難場所に急いだ。

原爆の絵

識別コード NG194
絵の内容 元安川に女性が浮いているのを見て母を思い、泣きながら避難場所に急いだ。
作者名(カナ) 岩原 節子(イワハラ セツコ)
作者名(英語) Setsuko Iwahara
当時の年齢 13歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(平成14年収集)
情景日時
情景場所 元安橋、福島町の土手、広島県庁前
情景場所旧町名 福島町、水主町
情景場所現町名 福島町、加古町
爆心地からの距離 130m~2,100m
ブロック別
作者による説明 **絵の中
①おばあさんと一緒にたくさんの人が川にうかんでおられました

③防火用水

**別紙
投下後たしか元安橋川と思いますが、川の中に多くの人が浮かんでおられましたなかに川べりに近い所に髪を(まげ)(髪形の事)に結った女の人がうつぶせに浮かんでおられるのを見て母を思い、母もこんな風にしてどこかで死んでいるのではないかと思い、なき乍ら、私の住んでいた人々達の逃げ場になっていた八幡村に急ぎました。
②八幡村に歩いて行く途中、福島町の土手で(対岸は西広島)亡くなられた人を火葬にしておられましたが、手がき(魚を引っかける道具)で一人々火の中に投げ入れておられました。その時は、すごい臭いに顔をしかめ乍ら通り過ぎましたが、月日がたつうちその時の事を思い出し、名前もわからず家族にも知られず灰になってしまわれた多くの人の事を夜中に目がさめるといろゝ思い出し、すいみん薬にたよっています。
③元の中島町だったと思いますが、県庁の前に大きな水そうにたくさんの人が山もりに重なっておられました。
いつも防火用水がある事を知って人が水を求めてこられ息たえられたと思います。
此の人達はやけどはなく衣服をつけておられました。
岩原節子 70才
サイズ(cm) 25.5×35.1
展示の説明文

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