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トップページ原爆の絵山越しに上がる黒煙と舞い降りてくる焦げた紙片や伝票。やがて黒い雨が降ってきた。

原爆の絵

識別コード NG174-01
絵の内容 山越しに上がる黒煙と舞い降りてくる焦げた紙片や伝票。やがて黒い雨が降ってきた。
作者名(カナ) 中島 秋人(ナカシマ アキト)
作者名(英語) Akito Nakashima
当時の年齢 16歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(平成14年収集)
情景日時 1945/8/6(時刻)11:00頃
情景場所 山県郡安野村
情景場所旧町名 山県郡安野村
情景場所現町名 山県郡安芸太田町加計
爆心地からの距離 30,000m
ブロック別
作者による説明 **絵の中
昭和二十年八月六日午前十一時頃か
山県郡安野村澄合三谷川から船場山の天を覆う広島被災煙に焦げた紙片を拾うと黒い雨が降ってきた
中島秋人
黒煙に舞う紙片拾えば毒ありと
流して悔む五十年経ち
現在国道191号線
西宗川
三谷川
現在可部線
太田川
乾繭場跡
旧県道
**裏
絵 平成七年七月二十九日画
平成十四年六月二日修正
中島秋人

**別紙
「ピカドン」
昭和20年8月6日午前10~11時頃、山県郡安野村役場の4~5人が役場上側約100mの三谷川橋に行き、船場の山上にあがる天を覆う黒煙を見た。広島方面の火事は大きいと思った。その内に紙片やそぎ片が煙と共に沢山降って来て、空から方々に落下しだした。傍らの県道や乾繭場跡付近で拾って見ると、伝票など焦げた紙切れが多かった。橋の下の三谷川に落ちた紙切れも拾って集めた。収入役さんが「焦げた紙切れには毒があるから拾うな」と一喝され、私は10数枚を捨てて三谷川の水に流した。そうこうしていると辺りが薄暗くなり、雨がぽつぽつ降り出し、よく見ると薄黒い雨であった。その場から皆引き上げて役場に帰った。その日の夕方、郷土防衛隊は澄合から広島方面に出発した。
中島秋人
サイズ(cm) 40.7×31.6
展示の説明文

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