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トップページ原爆の絵立ったまま死んでいる馬。手綱を持った馬車引きのおじさんも膝を組んで座ったまま死んでいた。

原爆の絵

識別コード NG092
絵の内容 立ったまま死んでいる馬。手綱を持った馬車引きのおじさんも膝を組んで座ったまま死んでいた。
作者名(カナ) 西村 成隆(ニシムラ ナリタカ)
作者名(英語) Naritaka Nishimura
当時の年齢 27歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(平成14年収集)
情景日時 (時刻)夕方
情景場所 寺町
情景場所旧町名 寺町
情景場所現町名 寺町
爆心地からの距離 1,100m
ブロック別 十日市・中広地区
作者による説明 **絵の中
やみも迫り空は煙栄で薄闇く吾等猪原さん(先年逝去)と電車の通りへと歩いて行く。漸くにして通りの方へ出たところ、馬が四足で立ったまゝ死んでいる。馬車引きのおぢさんが手綱をもった格好のまゝネ坐っている。ヒザを組んだまゝ死んでいる。あの光りと爆風に一瞬襲われたのか、・・・何と云うことか前の電車は中に人影はなく真赤に焼けて、サビツイている、何と惨憺たるものか、吾等はその横を歩いて行くト皆人は川の方へと向って多くの人々が十人、二十人とうす煙に包まれ乍ら只々一念に自分の命が助かり度い一心で逃れるのがセイ一杯只々肅々として泣く者もなく大声で叫ぶ者もなく十人二十人と川へ向って歩いて行く川の中は真黒く水を飲む人で惨状は筆舌に尽し難く、川の人は皆死んだと云う話、原爆の威力は実に、地獄そのものをつくり出していた。
**裏
氏名  西村成隆
サイズ(cm) 27×38
展示の説明文 立ったまま死んでいる馬。手綱を持った馬車引きのおじさんも膝を組んで座ったまま死んでいた。
絵/西村成隆氏
爆心地から約1,100m 寺町

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