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トップページ原爆の絵説明文

原爆の絵

識別コード GE45-44
絵の内容 説明文
作者名(カナ) 西山 吟一(ニシヤマ ギンイチ)
作者名(英語) Ginichi Nishiyama
当時の年齢 32歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(昭和49、50年収集)
情景日時 1945/8/6(時刻)18:00
情景場所 工兵橋付近
情景場所旧町名
情景場所現町名
爆心地からの距離 2,320m
ブロック別 基町・白島地区
作者による説明 **絵の中
思い出

爆心地から北へ、二K、工兵橋の一角、アカシヤの大木の根は、爆風で天を憾む、土手の櫻も、裂口は空を睨む、爆傷の市民は、全員が素足、火の海から逃れたのが精一ぱい、力盡きてか木陰に入る気力も見へぬ、誰か、水を水を、の声も、虫のいきで聞きとれない、水筒の水を三人に分けた。中の一人が無言で合掌した。
ただ一口で安心したのか間もなく息が絶へた。戰友は兵舎の下敷で苦悶している。救援に行く途中だ許して呉れ。
我も負傷の身だ。

西山吟一
工兵隊応召中.中道隊第一内務班長.昭和五十年六月二十日
サイズ(cm) 27×35.5
展示の説明文

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