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トップページ原爆の絵死体をトラックに積み込む、学徒に布団をかけてやる

原爆の絵

識別コード GE45-18
絵の内容 死体をトラックに積み込む、学徒に布団をかけてやる
作者名(カナ) 名柄 敏子(ナガラ トシコ)
作者名(英語) Toshiko Nagara
当時の年齢 33歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(昭和49、50年収集)
情景日時 1945/8/6
情景場所 己斐国民学校付近
情景場所旧町名 己斐町
情景場所現町名 己斐上二丁目
爆心地からの距離 3,050m
ブロック別 己斐・草津地区
作者による説明 **絵の中
さながらに松の丸太を積む如く硬直せる死体トラックに積みぬ

兵隊さん
八月七日頃 己斐国民学校前で 名柄敏子
私は己斐駅近くの我が家の屋内で被爆し、ようやく柱の下より二才の女児を抱き、命からがら黒き雨を前身に浴びつつ、己斐国民学校(己斐小)にいる二人の子供を探し求め弟の家に避難した。
その直後より兄の一家、私の一家は下痢とやけどに苦しみ、遂に母と姪は亡くなった。
義兄も宇品の収容所で…
己斐国民学校には本川以西の人々数千人が逃れ来、朝に昼に夕に幾百とも知れぬ人々が恨みを込め死んでいった。
私はおむすび、おかゆを配る奉仕に行き、数百と横たわる死体をまたぎつつ阿鼻叫喚、修羅場と化した。この世の地獄を目の当たりにした。あまりのショックに涙も出ず。
(名柄敏子 63才)

黒き雨どしゃぶる路上に行き倒る学徒にそっと布団かけやる
(歌集廣島より四首抜枠) (自作ヨリ)
これが私
おばさん助けてー
八月六日 己斐国民学校附近で…
名柄敏子63才
サイズ(cm) 25.5×105
展示の説明文 行き倒れた学徒に降り注ぐどしゃ降りの黒い雨
爆心地から3.0km、己斐国民学校付近
1945(昭和20)年8月6日
長柄 敏子

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