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トップページ原爆の絵横川駅付近でトタンを拾い集めて仮住まいする人々

原爆の絵

識別コード GE43-36
絵の内容 横川駅付近でトタンを拾い集めて仮住まいする人々
作者名(カナ) 木村 菊一(キムラ キクイチ)
作者名(英語) Kikuichi Kimura
当時の年齢 54歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(昭和49、50年収集)
情景日時
情景場所 横川駅付近
情景場所旧町名 横川町三丁目
情景場所現町名 横川町三丁目
爆心地からの距離 1,750m
ブロック別 三篠・祇園地区
作者による説明 **絵の中
原爆投下された廣島市ノ惨状を現地に見た思い出を粗筆ながら此一枚を送る事に致しました。之は私方の三男が西條の陸軍病院で死亡ニ由遺骨を渡すから受取りに来たれとの事で驚いて出広し駅舎も無い駅ニ下車致し一望にして宇品港の見ての時思わず涙の出て来ての暫らくでした。身寄の無い避難民ハ医療も受けるでもなく食も与えられず今日あしたの命の当ても無くのたりのたりの者が至る所ニ焼残りの(トタン)を拾よせてのかり住ひ実ニ此世の地獄と云ふ有様でした。汽車とても窓硝子なく腰掛全部はがれ之も役場の公用証明書無くては乗れない。道路も電柱電線が両脇に寄せられ各橋まで焼落ち、かヽる戦は今後にあっては成りませず此災わいを復旧した国民の一致の力なって強いもの教訓を忘れぬ様祈ります。
樽汁十■売場
道路の状態
横川駅附近の難民ノ惨状
元町会議員遺族会長 木村菊一
八十五才 合掌
サイズ(cm) 35×55
展示の説明文 身寄りの無い避難民は、医療を受けることも無く、食も与えられず、今日明日の命の当てもありません。のたりのたりの者が至る所に焼け残りのトタンを拾い寄せての仮住まいは、実にこの世の地獄とも言う有様でした。

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